5月4日にJ1リーグ第11節が行われ、湘南ベルマーレがホームに柏レイソルを迎えて対戦。この試合の中で飛び出た、カタールW杯日本代表メンバーのフリーキックに注目が集まっている。
そのFKは湘南が1点を追う後半23分過ぎに生まれた。湘南は柏ゴールからおよそ25m離れた、相手陣内の右サイドでFKを獲得。ボールの近くには、前半に同点弾を決めたDF杉岡大暉とエースFWの町野修斗が立つ。
相手PA内には、湘南の選手3人が待ち構え、そのすぐ外でも2人がFKに備えている。5人が相手ゴール前にいることから味方に合わせるボールが予想され、試合を中継するカメラも杉岡を捉え続けていた。
しかし、画面後ろから割り込んで来たのは町野だった。カメラも不意を突かれたように町野に合わせた瞬間、蹴り出されたボールはエリア内の選手の頭上を越えて、ゴール左上のクロスバーに直撃。湘南のストライカーが直接ゴールを狙ったボールは無回転のような軌道を描いて強襲したのだ。