「ターンで2枚剥がすの上手すぎた」J1広島の雨を切り裂く“13秒&90m”ロングカウンターに称賛続々! 試合終了間際の前進力に、「90分走ってこのシュートぶちこめるのか…」と驚きの声の画像
J1サンフレッチェ広島の川村拓夢 撮影:中地拓也

 5月7日、J1第12節が行われ、サンフレッチェ広島はホーム・エディオンスタジアム広島でアビスパ福岡と対戦し、3対1の勝利を収めた。この試合で、勝負を決定付ける終了間際のカウンターに称賛の声が集まっている。

 4位・広島と5位・福岡の上位対決となったこの試合。前半30分に山岸祐也の得点で福岡が先制するも、後半に入ってピエロス・ソティリウとオウンゴールで広島が逆転に成功する試合展開に。後半30分以降に福岡が計4選手を交代して同点ゴールを奪いに前掛かりになった中で迎えた、後半44分だった。

 福岡のクロスをGK大迫敬介がパンチングで弾いたところから、カウンター発動。ボールを拾った越道草太から中盤に縦パスが入ると、川村拓夢が相手のプレスをうまくいなしながら反転してボールを前に運んでスピードアップ。

 右前方にフリーランニングしたエゼキエウと交差するように中央のスペースにドリブルで持ち上がった川村は、2人のDFの目が自分に向いた絶妙のタイミングでエゼキエウにボールに渡す。パスを受けたエゼキエウも相手DFを引き寄せた後に2タッチ目で丁寧なラストパス。最後はボックス内まで走り込んだ川村が、ダイレクトで鋭く左足を振り抜いて右サイドネットに突き刺したのだ。

 自陣から約90m、時間にして約13秒の相手の息の根を止めるロングカウンターが炸裂した。広島ジュニアユースから生え抜きの23歳が仕上げたゴールに、試合実況も「広島生まれ、広島生まれの勝負師、川村拓夢が決めました!」と興奮気味に声を張り上げた。

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