■10試合中4試合目の雨
降りしきる雨の中、足元の悪さに多少なりとも影響される部分があるのではないかと危惧したが、登里は雨の中でもビルドアップが安定していたと総括。その理由の一つを、「やっぱり雨の戦いも多かったので」と今季のこれまでの雨の試合を振り返りつつ「そこに比べてもボール運べました」としていた。
実際に今季は雨の試合が多く、環境の悪さを嘆くサポーターの声も聞こえてきたが、選手たちは悪コンディションの中の試合経験を、次に生かしていたということ。そういう意味でタフさを感じた。
なお、今季リーグ戦10試合中、雨が降ったのはこの福岡戦を含めて4試合目だった。したたかに、自分たちの戦いの中にフィードバックした川崎というチームのタフさが出た試合だった。
(取材・文/江藤高志)