■入場料も惜しくない!
階段を降りると入場券売り場がありました。300ルーブル。当時は1ルーブル1.75円くらいでしたから、500円ほどということになります。
「ちょっと高いかなぁ~」とも思いましたが、まあせっかく来たのですからケチってもしかたないでしょう。300ルーブルを払って中に入りました。朝だったせいか(午前10時頃)、僕の他にはお客さんはいませんでした。
すると、いきなり緑色の大型の蒸気機関車が煙を吐いて走ってきました。
昔の駅がそのまま保存されています。駅長室から三等待合室、ビュッフェなどには駅員や乗客の姿をした人形が置かれています。給水タンクの塔や煉瓦造りの司令塔もあり、さらに奥に進んでいくと車両基地や修理工場もあって、工場では実際に職人たちがいて保存している機関車を修理しているではありませんか!
外では、最初に見た緑色の機関車以外にも黒い機関車も動いています。走っているもの以外にも、いろいろな年代の蒸気機関車がたくさん保存されています。博物館の横の路線を走る近代的な車両との対比も興味深いものでした。
鉄道博物館はもちろん日本にも各地にあっていろいろな車両が展示されていますが、実際に走行可能な蒸気機関車がこれだけたくさん置いてあるところはないんじゃないでしょうか。