5月7日、J1リーグ第12節が行われ、ヴィッセル神戸はノエビアスタジアム神戸に横浜FCを迎えて対戦した。
首位を走るホームチームにとって最下位のアウェイチームが相手だけに負けられない試合となったが、前半のうちに先制する。FW大迫勇也が自ら獲得したPKを見事に沈めたのだ。
さらに、後半7分に大迫が追加点を奪うのだが、その一連の流れが話題になっている。これは、MF山口蛍が自陣で相手パスをカットすると同時に、大迫に縦パスしたことから始まる。元日本代表FWが相手陣内でボールを持つや前を向き、そのまま前進。相手選手に寄せられるも、見事なキープ力を見せる。
そして、左サイドを上がったMF汰木康也に預ける。背番号14のドリブラーはこれを受けると、中に切れ込んで右足でミドルシュートを選択。ペナルティエリアの外からゴールを狙う。
強烈な一撃は、相手GKが弾くので精一杯。なんとかゴールを守ったかに見えたが、そのはね返りがペナルティエリア内に詰めていた大迫の元へと飛んでいく。大迫は、これを落ち着いて胸トラップしてコントロールすると、素早く右足シュート。地面に叩きつけられたボールはそのままゴール左隅を射抜いたのだ。この試合2点目を決めて、リードも2点としたのだ。