5月6日、浦和レッズがACL決勝の第2戦を1-0で勝利。埼玉スタジアムで3度目のアジア王者の座を手に入れた。
苦しい展開だった。強風が吹くことで、ハイボールとなればボールは思うように動かない。とはいえ地上戦に移れば、アルヒラルの強靭なフィジカルの前に苦戦。第1戦で浦和がアウェイゴールを奪っていたこともあって、相手チームは果敢に迫ってきた。
それでも、後半3分に奪ったゴールで先制。そして、その虎の子の1点を守り切って大きな白星を手にしたのだった。
その優勝の瞬間は、相手陣内の左サイドで酒井宏樹がスローインを投げた直後のことだった。FWホセ・カンテが胸でトラップして酒井に戻そうとしたところで、主審が長い笛を吹いたのだ。その瞬間、選手はさまざまなリアクションを見せた。
酒井宏樹がピッチに倒れ込んでうつ伏せとなれば、ホセ・カンテはジャンプしてガッツポーズ。DFアレクサンダー・ショルツ、DFマリウス・ホイブラーテンとMF明本考浩は3人で輪になる。一方で、アルヒラルの選手はピッチに座り込んで、立てなくなってしまう。
その瞬間の映像をDAZNが公開すると、再生回数が35万回を超える反響ぶりとなっている。