5月3日、J1リーグ第11節が行われ、川崎フロンターレはアウェイで京都サンガと対戦。アウェイチームが後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決める劇的な勝利を収めた。
前節・アビスパ福岡戦で快勝した川崎は、今季初連勝を目指して再びのアウェイ戦を迎えた。中3日という試合間隔だったが、スターティングメンバーは3試合連続で同じ。好調なメンバーが起用されたが、スコアレスのまま時間が推移して後半アディショナルタイムに突入。このまま引き分けになるかと思われた。
この苦境を救ったのが、後半22分に出場した大島僚太と後半40分に入った小林悠だ。京都のゴール前でボールの奪い合いが続いた、後半アディショナルタイムが3分を過ぎたときだった。マルシーニョが相手2人を引き付けながらペナルティエリア手前でボールを持つと、近寄ってきた大島にボールを落とす。
川崎の10番は、細かいステップからゴール前にクロスを送る。鋭いものではなかったが、GKも前に出て取ることができない絶妙なコースを狙うと、そこで合わせたのが小林悠だった。ファーを狙ったシュートがゴールネットを揺らしたのだ。