現地時間の4月29日、ACL決勝の第1戦がサウジアラビアで行われた。リヤドにあるキングファハドインターナショナルスタジアムを舞台に行われたこの試合は、1-1で引き分けに終わった。
前半13分に失点を許した浦和だったが、後半に同点弾を記録。後半8分にポストに当たったボールを興梠慎三がしっかりと蹴り込み、貴重なアウェイゴールを奪ったのだ。
ホームで勝利を欲するアルヒラルだったが、浦和がそれ以上の失点を許さず1-1で試合を終わらせた。前回、アジアを制覇した2017年の第1戦も敵地で1-1。先制した後に追いつかれる展開といった意味では異なるが、3度目の優勝に向けて大きく前進したと言える。
そんな選手を讃えようと、試合後、サポーターは選手に向けて声援を送り続けた。その様子を、地元メディアが映像で公開したのだ。
そこに写し出された両チームのサポーターの様子はあまりに対照的だった。遠く離れたサウジアラビアとあって、浦和サポーターのエリアはスタジアムの一角ながら、フラッグが無数に宙を泳ぎ、大きな声援が響きわたる。一方で映し出されたアルヒラルのサポーターは、足早に帰るのだ。そのカメラワークは、地元メディアを驚かせたようだ。