ジュビロ磐田は、Ｊ２第１１節でツエーゲン金沢に勝利した。この一戦で披露されたトリックＰＫに、注目が集まっている。
１年でのＪ１復帰を目指す磐田は２３日、ホームに金沢を迎えた。連勝中のチームを相手に、今季４勝目を懸けてぶつかった。
この一戦で輝いたのが、背番号１０をまとう山田大記だった。開始１１分に自ら得たＰＫを決めるとともに、前半終了間際には鈴木海音のＪリーグ初ゴールをアシストしている。
Ｊリーグのツイッター公式アカウントでは、山田のＰＫシーンが動画で公開された。「トリックPKで先制！」。一見ふつうのＰＫなのだが、動画にはその一言が添えられている。
山田はゴール真正面からＰＫスポットへと助走していく。そして、左足でしっかりとボールを蹴り、ゴール右隅に決めている。この何気ないＰＫに、トリックは隠されていた。
磐田のホームページの選手プロフィールには、山田の利き足は「右」であると記されている。だからＪリーグはツイートに「利き足とは逆の、左足のキックでタイミングをずらして逆をつく」と記しているのだ。山田のキックは、本当にスムーズだ。そして、金沢ＧＫは見事に逆を突かれている。
