■「自分たちから崩れないことが大事」
小林は、「今日も筋トレルームでもそういう話にちょっとなって、“あのときに比べたら”っていう話もしました」と明かしたうえで、「自分たちから崩れないことが大事」と心構えを説く。そして、「ノボリ（登里享平）ともそういう話をしていましたし、そういうのを経験している選手が、しっかりブレずにやり続けることが結果につながると思うので。それは鬼さんも思ってることは一緒だと思う」と続けた。
２０１１年、チームは公式戦８連敗を経験している。その間に２３失点を重ね、ガンバ大阪戦では６失点してしまった。背番号１１は当時を「チームみんなが落ち込んでしまったじゃないですけど。やる前から勝てないんじゃないかなっていう空気感がすごいあったので」と振り返ったうえで、「そういうのをぶち壊していかなきゃいけないと思います」と語気を強めた。
だからこそ、「“今日こそ勝てるよ”、“今日は勝とうよ”っていう気持ちをいろんな人に伝えていって。僕だけでなくてノボリとかもそうだと思いますけど、そういう選手が増えていくことでそういう状況を打開していける。やっぱりチームが落ち込むことが一番良くないと思うので、全員が前を向くことが第一」とも話した。
また、ここまでなかなか勝てていないチームを支えるキャプテン橘田健人についても、「健人はやることをほんとにやってると思うし、あんまり声を出すタイプじゃないですけど、本当に最後まで泥臭く走って、戦ってっていうところを示してくれている。あとは、周りの選手があいつに引っ張られるように、頑張って戦って声を出して勝つことで、健人をいいキャプテンにしていける」と、元キャプテンとしてエールを送っている。
