日本代表MF堂安律が所属するフライブルクが、DFBポカール(ドイツカップ)準々決勝で勝利を果たした。試合後の記念撮影では、堂安が「中心選手」であることがあらためて証明された。
フライブルクは現地時間4日、敵地アリアンツ・アレーナでバイエルン・ミュンヘンと対戦した。ドイツ杯準決勝進出を懸けた重要な一戦だった。
開始19分でバイエルンが先制するが、その8分後にニコラス・ヘフラーの強烈なシュートでフライブルクが追いつくことに成功する。その後はスコアが動かずに時計の針が進んだが、終了間際にバイエルンMFジャマル・ムシアラのハンドで、フライブルクがPKを獲得。この絶好機にルーカス・ヘラーがしっかりPKを沈め、フライブルクが2シーズン連続の準決勝進出を果たした。
この試合で、堂安も奮闘した。2シャドーの一角として先発し、フル出場。リーグ戦では直近3試合で2ゴールを挙げており、チームからの信頼の強さをうかがわせた。
ドイツの超名門であるバイエルンを破ることは、金星と言って差し支えないだろう。偉業を達成したフライブルクの選手やスタッフたちは試合後、敵地のスタジアムで満面の笑みを浮かべて記念撮影を行った。