4月1日、J1リーグが行われ、ヴィッセル神戸はサンガスタジアム by KYOCERAに乗り込んで京都サンガと対戦。3-0で完勝した。
前半こそスコアレスで折り返したものの、後半10分に汰木康也が先制点を決めると、同23分に追加点を奪取。そしてとどめを刺したのが大迫勇也だ。
後半40分、ペナルティエリア内で向かって左にいた大迫が武藤嘉紀からのパスを受けると、フリーだった背番号10は冷静にゴールに流し込んでゴールネットを揺らしたのだ。
決める人が決めれば結果がついてくるのは当然だが、このゴールで称賛の声を浴びたのは大迫ではなくアシストした武藤だ。
相手自陣の高い位置で犯してしまった京都のパスミスを逃がさず、スプリントをかけてこれを奪い取る。その後、相手DFに寄せられながらも強引にそのままドリブルで前に進むと、ペナルティエリア内で巧みな切り返しを施して相手選手2人を置き去りに。
そのまま自らシュートを狙うかと思われ、別の相手DFがゴール前に必死に戻ってくる中、武藤はシュートフェイントを入れたうえで、大迫に冷静にパスを出したのだ。武藤のパスカットに加え、その後の巧みさと強さがあればこその得点だった。