3月29日、J2リーグが2試合行われ、ジュビロ磐田はホームに栃木SCを向明けて対戦した。
ルヴァンカップを戦った影響でミッドウイークに行われたこの試合で、スーパーゴールが生まれた。1点リードした状況の後半20分の場面だ。
松原后がペナルティエリア左手前でボールを受けると、相手DFがその前方に対峙。そこで松原は右にボールを置き直すと、右足を振り抜く。次の瞬間、ボールは独特の軌道を描いてゴールに突き刺さったのだ。
ゴールまでの距離はおろか、相手DFも関係なく放ったこの一発には「これはすごい」「美しい軌道だ」「想像していたよりもゴラッソだったww」といった称賛の声がSNS上で並んだが、同じく称賛の声が飛び交ったのが、松原へのパスだ。
ボールを出したのは遠藤保仁で、ペナルティエリア右手前から左手前への通常のグラウンダーパスだが、遠藤のボールの受け方が秀逸だった。PA内で味方選手がキープしたボールの落としを受ける際、自身の左から相手選手が寄せてくるのが分かると、右足で自身の股を抜くような形でトラップ。前を向いたままボールを保持すると同時に、左へと持ち出していたのだ。