■強豪相手の2試合
ドイツもベルギーも、オリンピック予選を兼ねて6月にルーマニアとジョージアで開催されるUEFA U-21欧州選手権に出場するチームだ。同大会は2年前の予選開始時に21歳以下だった選手による大会で、今年の決勝大会には実質的に各国のU-23代表が出場する。
そして、ドイツもベルギーも同大会の予選をともに1位(ドイツは9勝1敗、ベルギーは6勝2分)で勝ち抜いたチームだ。この年代のヨーロッパの強豪と言うことができる。予選の時からメンバーはかなり入れ替わっているようだが、6月の大会を前に完成度は高いはずだ。
その強豪相手にU-22代表は積極的に戦って、2試合とも2ゴールを決めて接戦を演じている。
とくに、ドイツ戦は攻撃面で物足りなさが残ったフル代表のウルグアイ戦を見た直後だったからか、とてもポジティブな印象を受ける試合だった。
大岩剛監督就任から約1年が経過し、来年の初めに開催されるカタールで開催されるU-23アジアカップ(兼パリ・オリンピック予選)に向けて強化の最終段階に入ろうという時期だけに、U-22日本代表は再スタートしたばかりの森保ジャパンに比べれば完成度も一段高かったようだった。