■シュートを打てない日本だったが…

 だが、38分、日本はバルベルデに翻弄されて、先制された。

 劣勢は否めなかった。

 合計のシュート数は4-8。

 シュートを打てない日本がいた。

 61分に堂安律と代わった伊東純也は走り出すとファウルタックルを巧みに切り抜けて突進した。今度はペナルティエリア内でのタックルで倒された。だが、そのペナルティはVARで取り消された。

 でも、伊東の投入で流れが変わっていた。

 74分に鎌田大地と代わった西村拓真はピッチに入ると75分、すぐさま同点弾を決めて見せた。

「クロスがあがって来るから」という森保一監督の指示どおりに「狙った」1発だった。

 貴重なゴールだったが、日本に後半のシュートはこれが最後だった。

 強豪相手のドロー・スタート。

 まずまずの船出とも言えるのだろう。

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