W杯予選などでの負担増加

 もしそれが実現すれば、AFCはさらに広大な地域に広がることになる。元々中東から極東まで東西9000キロにもわたる広大な地域をカバーする連盟だったものが、2006年にオーストラリアがオセアニアサッカー連盟(OFC)から転籍してきたことで南北にも1万キロ以上の広がりができてしまった。そこにさらに北の超大国ロシアがはいることで、ワールドカップ予選や毎年のクラブ大会はさらに負担の大きいものとなるだろう。

 そしてもちろん、現在FIFAランキングで37位というロシアは、強力な国内リーグと伝統のある強豪クラブももっており、アジアの「力関係」を大きく変える可能性も十分ある。日本代表が、ワールドカップの「アジア最終予選」を、モスクワのルジニキ・スタジアムで戦うという状況が生まれるかもしれない。

(2)へ続く
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