
湘南ベルマーレを等々力に迎えた川崎フロンターレの一戦。リーグ戦をベースにしたスターティングメンバーで試合に挑んだが、ゴールネットを揺らしたのは降りしきる大雨だけだった。
前の試合から1週間の間隔が空いたことで、ルヴァンカップ初戦の清水エスパルス戦とは違った構成になったこの試合。2試合連続無得点を打破すべく、この試合でセンターFWの位置に入ったのは小林悠だった。負傷で戦線離脱していたエースストライカーが、ついに公式戦で先発入りしたのだ。
川崎は前半、左ウイングのマルシーニョを使って湘南ゴールに迫る。前半6分にドリブルからPA内で右足シュートを放つも、これは枠の外に。続けて9分、マルシーニョのドリブルは一度は相手DFに阻まれるも、こぼれたボールを橘田健人がPA内で回収。登里享平につなぐと、背番号2はマルシーニョにマイナスのクロスを供給してシュートが放たれる。しかしこれは、相手DFの足に当たってやはり得点には結びつかない。
前半をスコアレスで折り返すと、後半も川崎の攻撃はマルシーニョ中心に作られる。立ち上がりの後半3分には、シミッチのマルシーニョを狙ったロングパスは相手DFが頭になんとか当てたものの、これを小林悠が回収。ヒールでブラジル人ドリブラーにつなぐと、その落としを脇坂泰斗が左足でゴールを狙う。しかしこれは相手DFに当たってしまう。
直後の後半4分にもマルシーニョが右足シュートを放つが、これは相手GKにキャッチされてしまう。