■ポーランドの魅力
ポーランドというのは、僕の好きな国の一つなのです。1974年のワールドカップ西ドイツ大会を見に行った時にワルシャワに立ち寄ったのが、僕にとって初めての海外一人旅でした。そこで、ポーランドの歴史や文化を勉強しましたし、巨匠アンジェイ・ワイダ監督の映画もほとんど見ていました。
クラクフはポーランドの古都で、第2次世界大戦で都市の大半が破壊されてしまったワルシャワと違って、クラクフはあまり被害を受けなかったので昔のままの建物が残っていて大変に美しい街なのです。もちろん、旧市街は世界遺産に登録されています。
そして、クラクフではイースター(復活祭)のお祭りも有名だったのです。
「イースター」は十字架に懸けられて処刑されたイエスが3日後に復活したことを祝うキリスト教のお祭りですが、キリスト教が広まる前の古代からヨーロッパでは春の訪れを祝う日となっていました。
「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」なので、年によって日にちは違いますが、いずれにしても3月後半から4月の初めのこと。つまり、冬時間から夏時間に変わる頃ということになります。2002年のイースターは3月31日の日曜日でした。