後藤健生の「蹴球放浪記」第153回「15時発の列車はもう出てしまったの?」の巻(1) トルシエ・ジャパンがポーランド代表を破った時代の画像
ポーランド対日本戦のADカード 提供/後藤健生

 3月に入り、一気に気候も春らしくなってきた。蹴球放浪家・後藤健生が思い出すのは、2002年のポーランドだ。トルシエ・ジャパンが自国開催のワールドカップを前に勝利を持ち帰った遠征だ。もちろん、蹴球放浪家も、貴重な経験を積んできた。

■夏時間の季節

 サッカーが好きな方なら、ヨーロッパで「夏時間」が実施されていることはよくご存じでしょう。

 日の出が早く、日の入りが遅い夏場に時計の針を1時間進めることによって、明るい時間を有効に活用しよう(朝は早く起きて、夜も屋外での活動をしやすくする)というのがその趣旨。英語では「デーライト・セービング・タイム」つまり「日光を節約する時間」と呼ばれています。

 日本に比べて緯度が高いヨーロッパでは、夏と冬で昼と夜の時間はとても違うので、たしかに電気代の節約になるでしょう。

 各国でその歴史は違うようですが、1970年代以降はEU(ヨーロッパ連合)加盟国ではすべての国でこの「夏時間」が採用されています。ただし、最近は弊害の方が多いのではないかという意見も多く、いずれ廃止されるかもしれません。

 ヨーロッパ中央部は、グリニッジ標準時より1時間進んでいて本来は日本との時差が8時間なのですが、夏時間の間は時差が7時間に縮まります。その結果、各国リーグやチャンピオンズリーグのキックオフの時間が(日本時間では)1時間早くなるというわけです。

 そして、冬時間から夏時間に変わるのは「3月の最終日曜日の早朝」と決まっています。この日の午前2時になると、時計の針が1時間進められて午前3時になるというわけです。今年だったら、3月26日ということになりますね(冬時間に戻るのは10月です)。

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