■忘れじのワイン

 ルクセンブルク対モンテネグロ戦は1対4でアウェーのモンテネグロの勝利。試合開始時(19時)の気温が6度、観衆はわずか1775人という寒い試合でしたが、試合前やハーフタイムに記者控室でスナックをつまんでいると、ルクセンブルク・サッカー協会の広報の女性が地元のワインを振舞ってくれました。一杯飲むと、すぐに「もう一杯いかがですか?」と勧めてくれたおかげで、大変に気分よく観戦させてもらったことを覚えています(試合内容は、ほとんど覚えていませんが……)。

 ヨーロッパという多くの民族が入り乱れて暮らす大陸での言語事情というのは、島国の日本人には想像もできないくらい複雑なのです。

 もっとも、日本国でも、たとえば東北や九州、沖縄が独立国になったとしたら、それぞれの方言がその国の国語として独自に発展することでしょうが。

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