■車屋紳太郎とカフェに
プロとしての一歩を踏んだ松長根だが、かわいらしい一面を持つ。第2戦の鹿島戦で初めてベンチ入り。その気持ちを尋ねると、真っ先に出てきたのがブーイングをされたことについてだった。「ユースではブーイングがないので」と無邪気に話す姿は、実は、ユースから共に昇格した大関友翔にも見せていた。
試合から寮に帰宅した松長根に大関が話しかけると、「俺、めっちゃブーイングされた!」と答えたという。大関は、「おまえへのブーイングじゃないから(笑)」と突っ込んだというが、プロ向きの強心臓はここからもうかがえる。
また、かわいらしい一面は沖縄キャンプ中にも見られた。空いた時間を使って車屋紳太郎とカフェに行ったという話を聞いて、松長根に何を飲んだのか尋ねると、「コーヒーあんま飲めないんで、マンゴージュース飲みました」。コーヒーを「苦いっす」としかめてみせた表情は、高校生そのものだった。
ジェジエウについて鬼木達監督は試合後に、「検査してみないと分からない」とし、膝を痛めたことを明かした。そのため、現時点では不明点が多いものの、堂々たるプレーを見せたことで、松長根の出番はさらに増えるかもしれない。