3月4日に行われた湘南ベルマーレ戦で、川崎フロンターレは緊急事態を迎えた。後半途中に、先発していたジェジエウが負傷交代を余儀なくされたのだ。
川崎は今季開幕節から、最終ラインがスクランブル状態となっている。シーズン前に登里享平が負傷で戦線離脱すると、開幕戦で車屋紳太郎も負傷で長期離脱。さらに、ジェジエウが退場に。第2節では大南拓磨と山村和也が先発するも、山村が退場。湘南戦では、大南拓磨とジェジエウの2人でCBのコンビを組んでいた。
そのため、ベンチ入りしていたのは今季からトップチームに昇格していた松長根悠仁。ユースから昇格した18歳で、卒業式をまだ終えていない現役高校生だ。その松長根が、後半11分にジェジエウに代わって途中交代。プロデビューを果たした。
ジェジエウに代わってCBに入ったのは左SBを務めていた佐々木旭が右に回り、松長根は左に。急な出場となってしまったが、体を張ったDFや落ち着いたパス、そして、前線に上がってのクロスなど堂々のプレーを披露した。
SNS上では、松長根に対して絶賛と期待の声が並び、「初出場だけど落ち着いていてナイスファイトだったよ」「結構攻撃的でワクワクした」「グヴァルディオルみたいなプレーする」などのコメントが見られた。