■前半と後半で一変!山形が千葉を下す
ここまで2試合を終えたJ2リーグで、前評判にふさわしい戦いを見せているチームはモンテディオ山形だ。開幕戦で甲府を退けたチームは、ジェフユナイテッド千葉を3対1で下した。2試合連続のアウェイゲームで、勝点を取りこぼすことなく戦うことができている。
千葉戦の前半は、ハイプレスに苦しんだ。自陣で何度もボールをさらわれ、19分にはショートカウンターを浴びて先制点を喫してしまう。攻略の糸口を見つけ出せないまま前半終了が近づくが、45分に右ワイドのイサカ・ゼインが強烈な右足弾をネットに突き刺す。横浜FCから完全移籍した25歳のウインガーが、試合の流れを一変させた。
1対1に追いついて後半を迎えた山形だが、59分にポスト直撃の一撃を見舞われる。ここで失点を免れたことが、結果的に勝負の分かれ目となった。62分、FWデラトーレがペナルティエリア内から右スミへ流し込む。1点リードで迎えた83分には、デザインされた右CKからMFチアゴ・アウベスがダメ押し弾をゲットした。ブラジル人とポルトガル人アタッカーは、2試合連続のアベック弾だ。