川崎フロンターレが見せた美しい攻撃が話題になっている。
■横浜FM戦での決定機
川崎は2月17日にJ1リーグ開幕戦で横浜F・マリノスと対戦。リーグタイトル奪還を目指すべく昨季王者を等々力陸上競技場に迎えた。試合は前半4分に西村拓真、同38分にエウベルに得点を許し、結果的に1-2で敗れている。
川崎にとっては悔しい敗戦となったが、サポーターが注目している一連のプレーがある。それは前半19分に見せたパスワークだ。
この時チームは低い位置でボールを保持して、GKチョン・ソンリョンに預ける。ソンリョンは内側に入ってきた山根視来に縦パスを入れると、山根から中盤の橘田健人→最前線の宮代大聖へとつないで相手のプレッシングを誘引。すると、前がかりになった相手の最終ライン裏に遠野大弥が抜け出す。そこを目がけて、宮代からの横パスを受けた佐々木旭がワンタッチでスルーパスを供給。これを受けた遠野はGKオビ・パウエル・オビンナと1対1に。惜しくもセーブされて得点にはつながらなかったが、美しい攻撃でスタジアムを沸かせていた。