Jリーグのマスコット総選挙の結果が発表された。トップを取れずに悔しがるマスコットもいる一方で、負けるが勝ちと言わんばかりに6位ながら実質センターを奪ったキャラクターがいる。
2月11日は、Jリーグにとって大事な一日だった。今季初の公式戦が行われたが、ひょっとしたらそれ以上に熱かったレースがある。マスコット総選挙である。
毎年恒例の行事だが、今年の総選挙は一味違う。なんと、今年が最後の開催になるのだ。最後のトップとして歴史に残る、あるいは少しでも順位を終えて有終の美に近づきたいと、どのクラブのマスコットも選挙活動に力が入った。
選挙は、偉業で締めくくられた。優勝したのは、マリンちゃん(横浜F・マリノス)。クラブが創立30周年を迎えた昨年、海外から帰ってきた。つまり、初出場で初優勝という、一度のチャンスしかない大仕事をやってのけたのだ。
激しい選挙戦が展開されたが、試合が終わればノーサイドである。国立競技場に集ったマスコットたちは、仲良くみんなで写真に収まった。
Jリーグがツイッター公式アカウントで集合写真を投稿すると、各クラブのファンが“うちの子”を探し出し、優しい視線を送った。
「ワルンタガン萎えで草」
「後ろの方だけど、ハマピィも目立ってるな」
「湯友くん ちょこんって控えめで可愛いすぎる」
「何故か目線を外し、アンニュイさを纏うニータン」
「アルビくんの圧倒的強者感」
「ガイナマンめっちゃ隠れてて草」
「ひょっこりヴォルタくん ポーズの引き出しよーけあるなぁ」
2位となった悔しさか、不貞腐れているように見えるワルンタ(川崎フロンターレ)や、あらぬ方向を向いているマスコットもいる。他のキャラクターに隠れてしまうマスコットがいるのもご愛敬だ。