J1の川崎フロンターレは21日、1次キャンプを打ち上げた。その最終日の感動のワンシーンで、仲間が暴露した捏造暴露疑惑さえも追い風に変えて好感度を上げた選手がいる。
川崎は15日から沖縄県で1次トレーニングキャンプに入っていた。21日にはいったん打ち上げ、22日の新体制発表会に臨む。
1次キャンプ最終日に、広報スタッフはクラブのツイッター公式アカウントで、ワールドカップでの日本代表ばりの様子を紹介。「最後はロッカールームをチームみんなで掃除。若手選手が先頭に立って進めていましたよ」と、使用させてもらった施設を清掃する選手たちの様子を写真で公開していた。
中でも目を引いた選手がいる。若手は上着を着ていたが、ノースリーブのシャツ1枚で掃除機をかける登里享平だ。32歳のサイドバックの“好プレー”に、広報スタッフも「選手が帰ったあと、また掃除機の音がしたので覗いてみると、ノボリが黙々と仕上げの掃除機をかけていました」と綴らずにはいられなかった。この投稿には、「お願いだから一生フロンターレにいて」「こういうところが好きです」と、登里礼賛の声が上がった。
だが、このリポートに捏造の疑惑の声が上がっている。告発したのはチームメイトたちだ。
山根視来は、「広報の人に大きい声で「今から掃除するぞー!」って呼んでたからやってたような...」と舞台裏を明かす。そのコメントを受けた脇坂泰斗も、「それに加えて最初コードもささずに構えてて、「コードささってないですよ」って言われて、慌ててさしてたような」と、捏造疑惑を後押ししていた。