現在、Jリーグの各チームは新シーズンに向けてキャンプを行っている。フィジカルトレーニングや戦術練習を通して、1年間を戦い抜く体作りとチーム作りに取り組んでいる。
そんなキャンプを視察している人の中に、サッカー元日本代表・槙野智章氏がいる。槙野氏がこの日訪れたクラブの一つが、古巣であるヴィッセル神戸。昨季所属し、そして、現役生活にピリオドを打ったチームだ。
その様子をクラブが写真とともに公式ツイッターに投稿した。3枚の写真には、かつてのチームメイトの前でしゃべる姿や、選手・監督とたわむれる様子が切り取られている、仲の良い様子が伝わってくる。
しかし、その関係性があまりに近すぎるためか、クラブはある間違いをしてしまった。この投稿に記したテキストが、「沖縄キャンプ DAY13 槙野選手がポジティブエネルギーを分けてくれました」となっているのだ。そう、槙野氏はすでに引退しており、現在は「槙野選手」ではない。投稿者は思わず、現役選手と同じ扱いにして、ツイートしてしまったのだ。
この投稿に、リプライする形でファンから「思わず「選手」と書いちゃいますよね」と指摘が入ると、クラブはそれに「今は槙野「さん」ですね!慣れた呼び方で投稿しちゃいました。」と返信。間違いを認めたのだ。槙野氏自身もこの扱いに「嬉しいね」と返しており、身近な人にとっては、まだ引退したという実感はないようだ。