大分トリニータが、トレーニングの様子をSNS上で動画で公開し続けている。中でも“推されている”のがGK陣の練習だ。
大分は、今月5日にチームを始動させた。18日までトレーニングを続け、1日のオフを挟んで20日から鹿児島県霧島市でのキャンプに入る予定だ。
選手も懸命に汗を流しているが、クラブも原則的に一般には非公開のトレーニングの様子を積極的にSNSで公開している。
中でも力がこもっているのがGK陣の練習の紹介だ。ピッチに立つ11人のうち1枠しか与えられず、しかも目立つのはたいてい失点シーンという損な役回りながら、最後尾からチームを支える守護神たちにクローズアップした動画が、フィールドプレーヤーたちに負けないほど多くアップされているのだ。
動画を見れば、アップしたくなる担当者の気持ちもよく分かる。「やっぱりこれが始まると」とのコメントが添えられた初日の動画からしてハードだ。選手たちはボクシングのクラブをはめて、パートナーが構えたミットに激しく打ち込む。短いインターバルでこの無酸素運動を続けるのは、相当にきついはずだ。
ファンにも、その思いは伝わっている。「トリニータでは名物トレーニングだとか?」「高木くんさすが腰の入りが違うな」との声が寄せられると、高木駿自身も「これこれこれー!」と、シーズンが始まったことを実感していた。