■輩出される日本代表選手たち
大学サッカーというのは、現在の日本サッカー界では重要な位置を占めている。そのことは、ワールドカップに出場した日本代表チームに大学サッカー経験者が5人もいたことで証明されている。
ベテランの長友佑都(明治大学)や谷口彰悟(筑波大学)。そして、中堅どころの守田英正(流通経済大学)、東京オリンピック世代の相馬勇紀(早稲田大学)、三笘薫(筑波大学)と各世代に大学経験者がいることになる。ワールドカップ代表には選ばれなかったものの、セルティックでブレークしている旗手怜央も順天堂大学出身だ。
各国を見渡しても、大学出身の選手がこれほど多くワールドカップでプレーしているのは日本と韓国くらいしかない。
つまり、大学サッカーとしては日本は世界で最高レベルにあるということになる(大学スポーツの祭典ユニバーシアードの男子サッカーでも、日本は最多の7回優勝している)。