■PK戦への新たな取り組み

後藤「PK戦はつまらないことで、あんなことに力を入れるのはばかげたことだと思うけど、そんなばかげたことで戦える試合が1つ減っちゃうのは本当にもったいない」

大住「そうだよね、もったいと思うないよね」

後藤「勝てていたら、ブラジルと試合できたんだもんね」

大住「そう、ブラジルとPK戦ができたかもしれないよね(笑)」

後藤「こてんぱんにやられるかもしれないけど、ワールドカップの準々決勝でブラジルと対戦できるというのは夢のようなことだからね」

大住「そうだよね。だからなんというのかな、PK戦の準備もして、やることはやったというならいいんだけど、そうじゃなかったのがちょっと…」

後藤「PK戦になる前に負けたのなら仕方ないけどね。12月にU-18日本代表が出場したIBARAKI Next Generation Cupという大会では、勝負がついた試合でもPK戦をやるという新方式を試していた。U-18日本代表の冨樫剛一監督は1年を振り返るオンライン取材で、その大会の3度のPK戦では、いろいろと蹴り方を工夫したと言っていたよ。U-20代表は2023年、U20アジアカップがある。準々決勝がPK戦になったとしたら、世界大会に出られるかどうかが懸かったすごく大事なPK戦になる。だから、ちゃんと準備をしておかないと困ることになるよね」

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