2022年最後の日、プレミアリーグ第18節が行われて日本代表対決が実現した。冨安健洋が所属する首位・アーセナルが、三笘薫が所属するブライトンのホームに乗り込んで、最後の試合を行ったのだ。
三笘が先発出場、冨安がベンチスタートした試合は、開始立ち上がりから動く。前半2分にイングランド代表ブカヨ・サカが先制点を奪うと、同39分にノルウェー代表マルティン・ウーデゴールが追加点を奪取。首位チームが2点リードで前半を折り返す。
ハーフタイムが明けてもアーセナルの攻勢が続き、なんと、再び後半2分に加点して3-0に。点差が開いた状況で、同15分に冨安が途中出場して日本人対決が実現する。すると、代表のチームメイトを前に三笘が意地を見せる。
冨安は右サイドバックに入り、左で出場していた三笘とマッチアップしたのだが、後半20分、冨安のトラップが甘くなったところを見逃さず、ボールを奪取。味方につなげると、そこからブライトンが得意とするパス回しでボールを前につなぐ。それに連動して三笘も前線に上がり、PAに入ったところでスルーパスを受ける。これを右足でワンタッチすると、ゴール右隅に丁寧に流し込み、1点を返したのだ。
三笘と冨安のマッチアップが“起点”となって生まれたゴールだった。