12月27日、プレミアリーグ第17節が行われ、サッカー日本代表・三笘薫が所属するブライトンはサウサンプトンと対戦した。
カタールワールドカップ後初のリーグ戦を迎えた三笘は、4-2-3-1の左で先発。ドリブルで数々のチャンスを作ったが、最大の決定機はヘディングでのシュートだった。
後半16分、右サイドからクロスが送られると、ゴール前で待ち構えていたのが三笘だ。MFマーチがPAギリギリ外でボールを持つと、相手と対峙しながらもフェイントを入れながら右足でクロス。マーチのフェイントに合わせてゴール前の相手DFが動きを変える中、三笘はうまくフリーになる。
そして、ゴール前中央で見事に頭で合わせることに成功。相手GKがいる中央ではなくゴール左を狙ったが、ボールは枠を外れてしまい、得点とはならなかった。
この試合を中継した『ABEMA』で解説を務めた元北朝鮮代表FW鄭大世は、三笘のシュート直後に「決めたい!」と一言。そして、「今のはもう入ったと思いましたけどね」と悔しがった。
さらに「入り方も完璧だったし、クロスも完璧だった。決めなきゃダメですね、これは決めなきゃダメ」と、元代表ストライカーらしく指摘した。
中継後の解説では、改めて三笘の動きを絶賛。「(三笘が)キュッてフェイントかけてるんですよ」「中の動きがなかったら、こんだけいい(クロス)ボールは上がってこない」「三笘は一回、マークの背後を取りに行ってて、相手の間接視野からも消えている。(相手が)バックステップを踏んだ瞬間に(三笘が)内側に入っている」と、その場面を流しながら、解説していた。