ベテラン選手の涙を見た鎌田大地は、「代表はやっぱりすごいところだと思う」。カタールW杯を通してサッカー日本代表への思いも、「これが日本のために戦うってことなのか」の画像
サッカー日本代表・鎌田大地 撮影:中地拓也

 クロアチアとのPKでカタールワールドカップでの冒険が終わったサッカー日本代表。ベスト8の目標には到達できなかったものの、ドイツやスペインといった強豪国と破ってのグループリーグ首位通過など、自信も手にした大会となった。

 サムライブルーが戦った4試合すべてに先発した鎌田大地は、この1か月間を通して、日本代表への思いが変わったという。

 クロアチア戦直後のミックスゾーンで鎌田は、日本代表についてこう語っている。

「みんなやっぱりここまで来る選手だし、自分に対してのプライドもあるし、自分が一番だと思ってる選手が集まる場だと思う。高校サッカー以来、自分を犠牲にしてチームのためにやる、悔しい気持ちを押さえながらチームにすべてを捧げるっていう、そういう感情が久しぶりにあって、“これが日本のために戦うってことなのか”という感じでした」

 そして、ピッチに立った選手もいれば、立てなかった選手もいる。得点できた選手もいれば、そうでなかった選手もいる。いい時間帯にプレーできたかどうかという部分もある。その中で、「多少なりとも悔しい選手もいるし、活躍した選手は嬉しいだろうし、みんなが全く同じ気持ちっていうことはなかなかあり得ないですけど、そういうのを一切見せずにチームのためにみんなやってるっていうところがワールドカップだと思う」と振り返った。

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