■「代表はやっぱりすごいところだと思う」

 その翌日、鎌田が再び取材に応じた。代表への思いについて、「クラブは大事だと思うし、クラブでの活躍が代表につながるっているのは変わらないですけど」と前置きしたうえで、次のように思いを吐露している。

「代表に対する思いは増えたし、次の4年間でそれこそ本当に自分が代表で引っ張っていけるような存在になりたいと思っている」

 その要因の一端は、ベテラン選手が見せたある姿にもあった。

 今回、川島永嗣は4大会目となるW杯だった。カタールでのピッチに立つことはなかったが、ベテランGKとして権田修一シュミット・ダニエルを支えた。その川島が、チームメイトの前でその思いを伝える場面があったという。

「永嗣さんは今回、試合には出てないですけど、チームミーティングの時に、彼が思いを伝えているときに涙を流したりとか、そういう姿を見ると、代表はやっぱりすごいところだと思うし、ここにいられるのは普通じゃないし、ああいう先輩たちが今までいろいろやってきてくれて、それが今に繋がってるっていうのは分かる」

 ベテラン選手の涙を見たからこそ、「自分の感覚っていうのは変わったなと思います」と、鎌田は言う。

 カタールで責任感を強めた男が、4年後、日本代表をけん引してくれるはずだ。

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