■先発選手の評価
■GK権田修一 6.0
前半11分に失点したものの、後半にいくつかのシュートセーブを見せてゴールを守った。
■DF 吉田麻也 6.0
試合開始時点からの3バックを統率。特に後半、苦しい場面でボールをかき出すなど、執念を見せた。
■DF谷口彰悟 6.5
前半、苦戦するチームにあってもなぐ意識を持ってプレー。守田英正との川崎フロンターレラインではリズムを作った。後半は三笘薫がピッチに入ると、このドリブラーが生きるように、ポジション取りなどを指示。
■DF 板倉滉 6.5
前半11分の失点ではモラタのマークを外してしまう。しかし、それ以外はスペイン相手にもその守備力を発揮。前半途中からペドリへのつき方を修正するなど、試合中にトライする姿勢で勝利に貢献した。
■DF 長友佑都 6.0
スペイン代表に“ロック”されたものの、守備で奮闘。コスタリカ戦に続き、ハーフタイムでお役御免となた。
■MF 守田英正 5.5
谷口彰悟からいい形でボールをもらうなどしたが、前半はうまく処理できず。イージーなロストも散見された。
■MF 伊東純也 6.5
WBでスタートして、守備でも奮闘。後半はそのスピードを生かして突破場面を作るなど、そのプレーは安定していた。堂安律のゴールを呼び寄せた渾身のヘディングは、勝利への意識が高かったからこそ競りに行った素晴らしいプレー。
■MF鎌田大地 5.5
W杯3戦目も、これまでの2戦同様に精彩を欠いていた。フル出場が続いていたが、スペイン戦は途中交代。試合前に、「疲れがあれば、それを(調子の悪さの)言い訳にしたい」と話していたが、コンディションは気になるところ。
■MF田中碧 7.0
“鷺沼兄弟”として信じて走ったからこそ生まれた逆転ゴール。前半は苦しい時間を過ごしたが、後半にチームとしての守備の仕方を変えて別人になった。
■MF久保建英 6.0
本人いわく、「今日は体もキレていたので、このままやってやろうと思った矢先の交代だったのでそこはちょっと悔しかった」。苦しい前半のみの出場となったため、戦術的な部分も考慮。それでも前への姿勢を見せるなど、ドイツ戦とは違ったチームを見せた。
■FW前田大然 6.5
前半はペドリを消しながらのプレーでなかなか良さを出せなかった。ただ、後半に見せた激しいプレスがあって、2つの得点が生まれた。チームとして前への姿勢がある時間帯であれば、綻びを作ることができることを示した。