■次はSAHT?
近未来といえば、サッカー界でも次々と新技術が導入されている。GLT、VAR、SAOTの次は何が来るのだろうか? 僕の思うに、それは「SAHT」ではないか。「ハンドボール半自動判定」である。
GKを除く選手全員の手や腕にセンサーを付けておくのだ。手や腕にボールが接触したら即座に判定できる。衝撃の強さや腕と体の角度、手を動かしたかどうかも検知できるので現在のVARのようにハンドの判定に時間がかからなくなる(はず)。
その次はファウルのすべてを「半自動」で行うために、選手の足やシューズにセンサーを張り巡らせておく。これで、接触の有無や接触の強度などが数字で示されるので、以後、シミュレーションという行為は意味をなくす。
こうしてテクノロジーが進歩していけば、21世紀半ばまでに人間の審判は不要となる。「意図」の部分だって、AI技術が進歩すれば機械の目によって判定可能になるだろう。
というのが、近未来的なドーハのスカイラインを眺めながらの僕の妄想である。
いずれは、選手さえいらなくなる……。