■鎌田のボランチ起用について
この試合で後半途中から田中に代わって出場した鎌田大地は、いつもと違ってボランチでプレー。組み立てに参加しつつゴール前にも顔を出し、存在感を示したフランクフルトMFを、城氏は以下のように分析している。
「彼は自分のチームでボランチをやっているので(代表でも)できるんでしょうね。今は遠藤航と守田英正がどうなるか分からない状況なので、所属クラブで活躍している鎌田をボランチで使ってみようという意図があったかもしれないですね。万が一、遠藤と守田のどちらかが出れないということになれば、鎌田をボランチで使うオプションは想定しているんじゃないですかね。
ただ、今日は出場時間が短かったので『どうかな』という部分はありますけど、所属クラブでやるボランチと、日本代表でやるボランチは違うんです。フランクフルトでは周りに活かされながらボランチをこなしていますけど、日本だと鎌田が周りの選手を活かすことになるので。そういう違いはあるので、もう少し長い時間見てみたいです。(本戦で)うまくいくかどうかは何とも言えないですね」