■吉田麻也の相方は
最終ラインは、左が長友佑都、右が酒井宏樹を予想する。左サイドバックでは伊藤洋輝という考えもあり、仮に伊藤が入る場合、選手交代をせずに3バックに移行できるというメリットがある。 実際、カナダ戦では試合終盤に吉田麻也、伊藤洋輝、谷口彰悟の3バックを構築。結果こそ失敗したものの、守備堅めを経験していた。
一方で、それ以上に考慮すると思われるのが初戦という特別なプレッシャーがかかる試合ということ。ここで、4大会連続で出場することとなる長友の経験がとても生きるはずだ。
W杯最終予選の大一番となった今年3月のオーストラリア代表戦(シドニー)で、当時、世論から厳しい言葉を投げかけられることもあった中で、その経験を買って長友を先発とし、プレッシャーと豪雨がない交ぜになったピッチで勝利を勝ち取ったように、ここも長友を予想する。
最終ラインで難しいのはCB2枚か。1人は吉田麻也で確定だが、もう1人は板倉滉と冨安健洋のどちらかコンディションの良い方を使うだろう。冨安は現地時間21日の取材対応で、順調な回復であることを明かしたが、現時点でより先発に近いのはカナダ戦でもスタートから出場した板倉と思われる。UAEでの試合で負傷の影響を感じさせないプレーを見せており、さらに、ブンデスリーガでドイツ代表の選手と対峙しているメリットもある。