結局は横浜F・マリノスだったが、優勝が最終節まで持ち越してしまって、もしかしたら川崎フロンターレの逆転優勝もと頭をよぎった。
引き分けでも大丈夫と言う状況が意外と難しいというのを、何度か見てきた。
早ければ10月12日にも優勝が決まっていたわけだから、その失速感は現実にあった。
嫌な流れは、この日も見えた。
8分、坪井がキープしたように見えたボールをアンデルソン・ロペスが押し込んだ。先制ゴールにマリノスのファンは喜んだが、VARとの長い審議の末、7分後にゴールは否定された。ロペスのファウルという裁定だった。
そのシーンは場内のスクリーンにも映し出された。
それでも、マリノスは26分にエウベルが先制。だが、前半のロスタイムに神戸の武藤嘉紀に同点ゴールを許してしまう。