アーセナルがゴール後のセレブレーションで、アーセナルからセリエAのモンツァにレンタル移籍中のDFパブロ・マリへエールを送った。
■死傷事件に巻き込まれたDFに送るエール
プレミアリーグ第14節、アーセナル対ノッティンガム・フォレストが現地時間10月30日に行われた。ホームのアーセナルが5−0の勝利を収めている。
前半5分、アーセナルは左サイドでボールを奪われるが、日本代表DF冨安健洋が相手のパスをインターセプトし、ガブリエル・マルティネッリにボールを繋ぐ。すると、右サイドのブカヨ・サカにボールが渡り、ゴール前にクロスが供給される。このボールに飛び込んできたマルティネッリがダイビングヘッドでゴールネットに突き刺した。
このゴールの直後にマルティネッリはコーナーフラッグ付近に走って行き、喜びを爆発させた。そして、イタリアで発生した死傷事件に巻き込まれて背中を負傷したマリのユニフォームを手に取り、チームメイトとともにゴールパフォーマンス。手術を行った背番号22の早期復帰を願った。
このスペイン人DFは、10月27日、家族とともにイタリア・ミラノのスーパーマーケットに行ったところ、46歳の男性にナイフで刺されたという。マリ自身は命が助かったものの、多くの人が負傷した他、従業員が亡くなる最悪の展開となっていた。マリはすでに背中の筋肉再建手術を行い、今後は復帰に向けてリハビリを行っていく予定だとされている。