WEリーグの新シーズンがスタートした。気持ち新たに臨む開幕戦に向け、三菱重工浦和レッズレディースの選手に“吉兆”が訪れた。
WEリーグの2022-23シーズンが、22日に開幕した。初日には2試合が行われ、日テレ・東京ヴェルディベレーザなどが白星発進を飾った。
昨年秋に始まった日本初の女子プロリーグで、栄えある初代女王に輝いたのはINAC神戸レオネッサだった。なでしこリーグでは4度の優勝を誇り、日本代表選手も輩出している浦和レッズレディースは、勝点8差の2位に終わった。
浦和としては、リベンジのシーズンである。リーグ戦開幕前に行われたWEリーグカップでは、幸先良く優勝を果たしている。良いスタートを切ったと言えるだろう。
そんな浦和に、さらなる吉兆だ。所属選手が開幕前日、「自身初」の偉業を成し遂げたのだ。
浦和レッズレディースは22日、ツイッターの公式アカウントでジュニアユースから所属する塩越柚歩の動画を公開した。
練習場でリフティングをする塩越は、真剣な面持ちだ。仲間の声援を受けながら、大技に挑戦した。少し強めに叩いて宙に上げたボールを円を描くようにまたぎ、落とさぬようにリフティングを続ける。2回継続するだけでも難しそうだが、塩越はリズミカルにボールと戯れ続ける。その間、地面につけているのは軸足の左足のみ。立ち続けるだけでも困難だろうが、この技を塩越は5連続でこなしてみせた。