■期待したい17歳の新星
そして、前半終了間際には相手のクリアを左サイドでカットした遠藤が宮澤とのパス交換で抜け出し、さらに植木とのワンツーからのボールがこぼれたところを宮澤が決めて日本は前半のうちに先制ゴールを生み出した。
さらに、遠藤は61分にも攻撃の起点となり、最後は長野風花のクロスを植木がヘディングで決めて日本が快勝。
パス交換がスムーズで、両サイドが攻撃の起点となり、2試合目にして早くも3-4-3の新システムが機能した。
さらに、82分には2ゴールの起点となって活躍した遠藤に代わって、17歳の小山史乃観も起用された。
U-20ワールドカップで左のウィングバックとして素晴らしいプレーをした若手である。初めてのフル代表であり、10分ほどしかプレー時間がなかったため、ニュージーランド戦ではその片鱗を見せるにとどまったが、女子日本代表がこれからもスリーバックを使っていくとしたら、その成長が期待される選手である。