■冨安はフル出場
アーセナルは10月6日に行われたELのグループA第3節で、ノルウェー王者ボデ・グリムトと対戦。直近のトッテナム戦からはスタメンを8人変更してゲームに臨み、日本代表DF冨安健洋は右SBで先発出場していた。
チームは前半23分に幸先よく先制に成功する。カウンターの流れからガブリエル・マルティネッリが運んで左サイドに展開すると、ボールを持ったキーラン・ティアニーがペナルティエリア左から体をかぶせるようにミドルシュート。これは右ポストに跳ね返ったものの、こぼれ球にエディ・エンケティアが詰めてゴールを奪った。
リードを得たアーセナルは立て続けにネットを揺らす。前半27分、ファビオ・ヴィエイラが右サイドからクロスを供給すると、ゴール前で合わせたのはロブ・ホールディング。丁寧にコースを狙ったヘディングシュートで追加点を奪った。
2-0で試合を折り返すと、ガナーズは後半25分に右SBのレギュラーであるベン・ホワイトを投入。しかし交代したのは左SBのティアニーで、そこに冨安が入ることになった。
日本代表DFが左サイドに回ってからも安定したプレーを披露していると、チームは終盤にダメ押し弾を決める。後半39分、敵陣左サイドでスローインをもらったガブリエウ・ジェズスが巧みなターンで相手を剥がし、ゴールライン上を突破。エリア内に侵入してもう1人かわしてマイナス方向にパスを送ると、フリーで待っていたヴィエイラが左足を振り抜いてゴールを奪った。
結果的にアーセナルは3-0で快勝。EL2連勝とし、1試合消化が少ないにも関わらずグループ首位に立っている。