鹿島アントラーズに、新たなアイドルが誕生するかもしれない。MF樋口雄太の子どもが映し出された動画の再生回数が、驚きの伸びを見せているのだ。
佐賀県出身の樋口は、U-12からサガン鳥栖のアカデミーで育った。U-18からトップチームへの昇格はなかったものの、鹿屋体育大学を経て2019年に鳥栖へ加入。3シーズンプレーすると、昨年末に鹿島へと移籍した。今季ここまでリーグ戦30試合に出場し、1得点を挙げている。
サイドハーフやセンターハーフなどさまざまなポジションをこなし、献身的にプレーする樋口だが、今回は違う一面で注目を集めた。多くの目が注がれたのは、先週末に行われたFC東京とのホームゲームでのワンシーンだ。
正確に言えば、一番注目を集めたのは”アナザー樋口”だった。試合前、ピッチへ入ろうと選手たちが通路に集まる。関川郁万の後ろから現れたのは樋口。関川と一瞬、気合いが入った視線を交わすが、次の瞬間には「父の顔」になる。左腕には、愛息が抱かれていたのだ。
大きな目で周囲を見回す息子の姿に、「父」樋口の目じりが下がる。愛くるしい男児は、鹿島の選手たちに頬をなでられたりと、父のチームメイトたちにエネルギーを与えていた。
Jリーグがツイッターの公式アカウントでこの動画を投稿すると、あまりのキュートさにすさまじい反応が起こる。「鹿島アントラーズ樋口雄太選手の可愛いお子さん 樋口選手に似ている気がします」とのコメントが添えられた動画は、24時間足らずの公開で何と12万4000回も再生されているのだ。