7節消化時点で、ブンデスリーガ2位につけ、好調を維持しているボルシア・ドルトムント。その好調を支えているのが、19歳のイングランド代表MFジュード・ベリンガムだ。
ここまで、今季ブンデスリーガ7試合、チャンピオンズリーグ2試合にもフル出場し、CLでは2得点を挙げている。2020年にドルトムントと5年契約を結び、まだブンデスリーガ2年目の19歳ながら、その才能にはメガクラブも注目しており、マンチェスター・シティやリバプールへの移籍の話題も浮上するなど、ブンデスリーガを代表するプレイヤーになりつつある。
それだけに、ブンデスリーガもベリンガムを「激推し」しているのか、公式インスタグラムでベリンガムの話題をピックアップする頻度が高い。
9月19日には、「TWO YEARS OF JUDE BELLINGHAM」と題した投稿でベリンガムのブンデスリーガデビュー2周年を特別に画像入りで祝福。さらに、22日にもベリンガムがいかにスペシャルな存在であるか、というプレー動画を今季の成績とともに紹介。
「ブンデスリーガで最もプレスをかけた選手」「リーグで最も多い119回のボール奪取に成功した選手」「チームで最も多い領域をカバーした選手」である、とベリンガムを讃えている。
さらに、その人間性も高く評価しているようで、ブンデスリーガの公式アカウントは、ある動画も公開。
対戦しているのは、ボルシア・ドルトムントとホッフェンハイム。動画は、相手チームが反撃に移った瞬間のものであるようだ。ボルシア・ドルトムントの選手たちは、全員で素早く自陣へと戻っている。
だが、よく見ると、自陣ゴール前に集まる中に少し様子の違う人物がいる。ボルシア・ドルトムントと思われる黄色いユニフォームを着ているものの、ショーツの色が他の選手と違う。それに、随分と小柄だ。
シャルケの選手は、プレーを止める。なんと、子どもがピッチに入ってきてしまったのだ。ブンデスリーガが動画につけた字幕によると少年は、この試合にも出ていたジュード・ベリンガムの大ファンだという。事実、少年はペナルティーエリアの中で、お目当てのベリンガムに抱きついている。
ピッチへの闖入は、許されることではない。日本ではほぼ起きた例がないが、ヨーロッパや南米などではちらほら見られる問題だ。
だが、この少年の行動は、間違いなくベリンガムへの愛情が高まったがゆえのもの。そのため、ベリンガムは「神対応」を披露した。