■2列目は3人全員が入れ替わるか
アメリカ戦で中山雄太が先発出場した左サイドバックは長友佑都か。CBは冨安健洋が抜けたことで、2パターンの可能性がある。一つは谷口彰悟と瀬古歩夢という、アメリカ戦の未出場組のパターン。もう一つは、吉田麻也を軸にそのどちらかを組ませるパターンだ。今回、GKが権田ではないことを考えると、実戦での連携確認を重視して吉田と谷口の組み合わせが考えられる。右サイドバックには酒井宏樹と山根視来の両方の可能性がある。
中盤のボランチの一角には柴崎岳が起用されるかもしれない。コンビを組むのは守田英正の可能性もあるが、遠藤航になりそう。前線に中長距離のボールを供給できる柴崎を入れることによって、素早く前に出る攻撃を試すか。
2列目の3人は、左から相馬勇紀、南野拓実、堂安律になるだろうか。南野はアメリカ戦で出番がなく、堂安は後半途中から出場していた。相馬はE-1選手権で結果を残してドイツ遠征に招集された国内組メンバーの一人。三笘が左ウイングで抜群の存在感を見せる中、守備でも奔走できる相馬の先発で送り出すオプションの増加を図る可能性がある。25日の練習後、名古屋のドリブラーは「(三笘)薫とは違ったドリブル」と自身の武器を説明したように、試合途中で相馬から三笘へのスイッチもあり得そうだ。
アメリカ戦では鎌田大地がトップ下として、得点でもそれ以外でも大きくアピールした。その鎌田と共存させるために、久保をあえて左で起用していた。3人がそれぞれ長所を発揮できるか。