■守備が崩れると攻撃できない

後藤「耐えて守ってゼロに抑える守備もあるし、うまくはめて良いところで良い形で奪って攻撃に移るという守備もあるからね」

大住「状況に応じて、両方使い分けないといけないわけだよ」

後藤「90分間ずっと、うまくはめてコントロールできるわけじゃないから、耐える時間は耐える。逆に、うまく攻撃に移れる時間帯もあるはずだし」

大住「攻撃の形はできると思うんだよ。例えばスピードがある伊東純也だとか、能力を持った選手はいるからね」

後藤「ブラジル代表相手にも、形にまでは持っていけていたんだから」

大住「フィニッシュまでには至らなかったけどね。最後のパスを入れるんだけど、通らなかった感じだった」

後藤「でも、過去のブラジル戦以上に、形をつくることはできた試合だった。その先につながらなかったけどね」

大住「今の日本の攻撃陣が、すごくタイミング良く絡んで崩しのプレーができれば、世界のどんな相手であろうとも、ある程度できるということだよね」

後藤「ただし、守備がめちゃくちゃになっちゃって、ただ蹴り返すような守備になったら、前にボールが渡っても選手が孤立しちゃう。そうなったら、日本の選手ではどうしようもない。モンスターはいないんだから」

(5)へ続く
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