【川崎フロンターレ・鬼木達監督、9月14日の名古屋グランパス戦前会見(3)】「変なやり方をすれば（試合を）飛ばすこともできたのかもしれない。でも、自分の中ではそれをやったら没収試合だなと思っていた」「３連覇を目指すことは一番ブレちゃいけない」《新型コロナ誤認で7月16日の試合中止》

■「監督がこういう話をしていいのかという葛藤はありました」

　鬼木監督自身も気持ちを整理しながら、そして、選手の気持ちも考えながら、名古屋戦に挑むことになる。しかし、気持ちにブレはない。

「結果に関しては自分たちは受け入れますし、ここからクラブとまた改めて（リーグに要求する）というところは僕の中では考えていない。今回の結果に関しては僕の思いもクラブに言ってきましたし、クラブも代弁してくれました。

　ただそういった中でああいう結果だったので、結果までのプロセスが自分らには分からないところなので、なんでそういう形になったのか、もちろん、それは記事とかで見ますけれども。自分の立場は選手を納得させて同じ方向で同じ仕事をしていきたい。そこでの納得感がないことはクラブにもしました。一監督がこういう話をしていいのかという葛藤はありましたけでも、もしかしたらそれが自分の仕事なのかもしれないと、話をさせてもらいました。僕らは受け入れて戦うのみ。そこは変わらない。戦いたくないとか、そういう気持ちはなくて、戦うための頭の整理はできている。ただ、言うことはいわないといけない」

　川崎が目指すのは白星のみ。