「人として素敵」「谷君推せるわ~」湘南ベルマーレのサッカー日本代表GK谷晃生が相手選手の負傷時に「これぞフェアプレー精神」の行動で称賛の嵐! GKグローブを使った“優しさと機転”の画像
横浜F・マリノス戦での湘南ベルマーレGK谷晃生 撮影:中地拓也

■9月7日/明治安田生命J1第25節 横浜F・マリノス 3ー0 湘南ベルマーレ(日産)

 台風の影響で延期されていた横浜FMと湘南ベルマーレの試合は、前半開始早々豪雨に見舞われた。その中で、湘南GK谷晃生が見せたフェアプレーが話題になっている。

 その場面は、スコアレスで迎えた前半11分のことだ。試合開始直後から降り始めた雨は、一気に強くなり、ドリブルをする際、選手が目を開けにくそうにするほど強いものだった。そんな状況で、横浜FMが左コーナーキックを得る。得点を狙う横浜と、失点を防ぎたいアウェイチームの選手が湘南ゴール前に集まった。

 キッカーの水沼宏太が蹴ったボールは、ニアにいた選手に当たって高く浮き、そのままファーに。そのボールを押し込もうとジャンプするエウベルと、防ごうと競りに行く瀬川祐輔で、頭と頭を激しく接触してしまう。そして2人はそのままピッチに倒れ込んでしまった。2人は頭部から出血しており、主審は医療スタッフを呼ぶことに。

 瀬川は間もなく起き上がったものの、エウベルは出血量が多かったため寝た状態で治療を受けていた。そのとき、谷が動いた。エウベルに向かって降り注ぐ雨を少しでも防ごうと、両手をくっつけてエウベルの顔の上で“傘”を作ったのだ。出血部に雨が当たらないように場所を調整。GKグローブを使っての機転と優しさを見せた。

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