9月7日、川崎フロンターレが練習を公開。9月10日に等々力競技場で行われるサンフレッチェ広島戦に向けて、熱いトレーニングを行った。
午前中にもかかわらず、ピッチ上にいるだけで汗が噴き出る暑さの中で練習は行われた。この日はストレッチやミニゲームなど、強度の高いメニューをテンポ良くこなしていった。1対1の局面も多く、攻撃側の選手の積極的な姿勢が何度も見られた。
その練習後、それぞれの選手が居残りトレーニングやランニングなどでさらに汗を流した。松井蓮之はコーチ陣などと動き方の練習を、谷口彰悟や丹野研太はそれぞれランニングを、佐々木旭と山田新らは、負荷のかかる素走りを行っていた。
その横で、橘田健人はシュート練習を行った。繰り返し繰り返しゴールに向かってボールを蹴り続けていると、そこにやってきたのが鬼木達監督だ。橘田の動き方について細かくレクチャーし、指揮官の見守る前で橘田は改めてシュート練習。鋭いボールが飛ぶようになり、周囲からは「おー!」といった歓声が上がった。
その後、鬼木監督もシュート練習に2本だけ参加した。1本目は外したものの、2本目は見事にゴールネットを揺らして見せた。その際、笑顔を見せながらも「セコいことしてしまった」とひとり言をボソリ。GKのタイミングを外したことに対してなのか、それとも、ニアの際どいところを射抜いたことに対してなのかは分からないが、指揮官の追及心が高い部分が垣間見えた瞬間だった。